羅臼岳と岩尾別温泉

日本百名山 羅臼岳、1660.2m 北海道


04年10月12日(快晴、山頂強風、オホーツクは夏日の予報の日)
斜里岳編から続く
朝10時、網走でメガネを作り、11:20頃、岩尾別へ急行、登山口13:20、ヒグマ対策にカウベル・アイスバイルを持ち、テント装備で羅臼岳へ。さも熊の出そうなどんぐりだらけのミズナラ林を抜けると熊が頻繁に通っていると言う蟻の巣帯、ダケカンバの極楽平を超えてもハイマツの実も食べに来るとの情報もあり時折「ホオゥー」と奇声を優しく発しながらの山行でした。銀冷水の辺りで下山の登山者2人、その後は孤独な登山になりました。水2.5Lの為、途中水場2ヶ所と岩清水で胃袋満タンにし、日の入り後、16:57.44登頂。羅臼平でデポしたザックを担ぎ、ヘッドランプをつけ硫黄山縦走へ。

※テント装備ですが急いでいます、コースタイムは余裕を見てください。

ルート

網走玉屋メガネから車を飛ばし→岩尾別温泉登山口→ミズナラ林→蟻の巣帯→極楽平→仙人坂→銀冷水→大沢→羅臼平→空荷で羅臼岳ピストン
              ↓
       三峰最頂部奥登山道泊→縦走後→岩尾別温泉

※注意箇所
この時期鮭を漁りに海岸線に下りているだろうと少し楽観していましたが、1にも2にもヒグマ対策、羅臼平にはフードコンテナーがあります。
羅臼平まで6分(ろくぶ)、登頂4分の余力が必要。


  • 網走国道244から知床半島がきれいです。
    ピークを右から海別岳・海音別岳・羅臼岳・硫黄山・知床岳。

  • 羅臼から硫黄山

  • ホテル地の涯 写真手前に駐車可、右奥進むと登山口。

    入山届を見ると2日前10日7:00に単独縦走者あり、その後無し。

  • ミズナラ林

  • 鹿かっ。

  • この先、650m岩峰までアリの巣が集中、ヒグマ出没多発区間。

  • 展望

  • 羅臼岳

  • 650m岩峰


  • 14:29 弥三吉水、ここで2Lと胃袋補給

  • 極楽平から羅臼岳

  • 白樺と羅臼岳

  • 仙人坂、頂上まで3.0Km、奥に硫黄山。

  • 銀冷水は少し奥、再び胃袋満タンに。



  • 大沢入口、頂上まで2.0Km。羅臼平までまだかなりあります。


  • 羅臼平、ここも野営指定地、フードロッカー有り。
    右、羅臼岳、振り返ると左、三峰

  • 羅臼は雲海。


  • 国後島・択捉島の山が雲海から顔をのぞかす展望。

  • 空荷でもきつい登り。

  • 岩清水、頂上まで600m。滴る水をペットを切った漏斗で集水しておき、
    下山時に腹いっぱい頂く。

  • 山頂はまだ先、日の入り前に明日の硫黄山縦走ルートを写す。

  • 羅臼雲海

  • ん~、長い。

  • 山頂間近。

  • 強風の羅臼岳登頂、タッチアンドゴー。
    (遠く斜里岳が写っているはず。)

  • 羅臼平で日暮れとなるが、翌日の行程が押している為(三峰から概念図で12時間、16時33分にはカムイワッカ発の最終バスに乗らなければならない、遅れるとヒグマ棲息地もう一泊)、ヘッドランプを付けハイマツの登山道を三峰キャンプ指定地へ向かう、例により叫びながら。しかし最頂部は強風で指定地でもなく、その先かなりの下りになる。予想はしていたが、指定地は下ったくぼ地のようなので、ヒグマ遭遇のチャンスが増すと考えいったん戻り、草枯れのハイマツ横で野営。
    設営後すぐに雲に覆われ、その後も楽しみにしていた星空は無し。熊を呼び寄せる為、調理は行わず、おにぎりとマグロ煮物を少しいただきビニールに密封。余計な荷物となるので酒も無し。熊のこと、明日の行程、岩峰硫黄山、下山ルートの事を考え不安な夜。もしもの襲来に備え、アイスバイルを枕もとに置く。更に不安になりバーナーなら勝てると考え、バーナー(コンロ)とライターをセットで用意。叫びながら2時過ぎ就寝。

    ※キャンプは必ず指定地で行い、食料は密封しフードコンテナーへ、この場所での野営は自殺行為だったかもと反省。

    硫黄山縦走編

  • 翌日夕刻、岩尾別「三段の湯」無料。
    今日は岩尾別温泉ホテル地の涯泊

  • 翌日、ホテル地の涯 混浴露天風呂(有料)、こちらは二段。

    滝見の湯は岩尾別温泉、滝見の湯編

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