大雪山、旭岳と中岳温泉(冬・敗退編)
日本百名山 旭岳 2290.3m 北海道
2003年1月29日(晴れ、道東道南は荒れ模様)
はたして冬の大雪山、旭岳と中岳温泉という計画は実現可能なのか、もしチャンスがあるなら行ってみたいと考え北海道に来たわけですが、ロープウェーのチケットを買うまでかなり迷いました。数々の不安を列挙します。
1:石室までの雪質?→ わりと締まっていたましたが輪かん・山スキーなど要、今回アルペンスキー。
2:石室上の雪質 → ガチガチの風紋でした。アイゼン要
3:8合目上ピッケルの必要性? → 必要な個所があれば下山しようと思いストックのみ。
4:山頂からのスキー滑降 → 経験者の話では上級者であること、中岳温泉まで30分位。
5:中岳温泉付近 → スキーを脱いで温泉まで降りるのに階段を造りながら果たして何分?
6:中岳温泉から姿見駅 → 約3Km、標高差250mの下り、なるべく登りのないルートをスキーで何時間?
7:あとは穏やかな天候。
ルート
旭岳ロープウェー旭岳駅→ロープウェー→姿見駅(1590m)→スキー(アルペン)→旭岳石室(5合目)→徒歩(アイゼン)→7合目付近で強風、天候下り坂の為スキーで下山。
※注意箇所
私にここを語る資格は全くありませんが、冬山ベテランである事と高気圧に覆われた穏やかな天候、9時の始発に乗る事、又は早朝出発が最低条件でしょう。
後日記:※火山ガスがくぼ地にたまり危険です。濃度は測ってませんが冬期は絶対入湯禁止です。到達しなくて良かったと今考えます。
旭岳駅とロープウェー中央に旭岳山頂は雲の中。
7時半から雲を見つめ長考、結局10時発乗車。
姿見駅から旭岳。
硬そうな風紋を選び進むが、スキーでも結構沈みました。石室下はカニの横這いで。
旭岳石室
入り口は反対側、雪に埋もれています。ここでスキーと靴を背負いアイゼンに。
この辺は快調です、この調子なら行けるという感じ。
ガチガチの風紋(シュカブラ)、南西方向に雲が出てきました。
地獄谷噴煙
中岳温泉は稜線を超えた右手奥方向の谷。
展望
7合目下付近
このあと強風で山頂方向の視界が悪くなりスキーで一気に下山。
シュカブラでかなり板を弾かれます。
下山後
旭岳と中岳温泉 到達編はこちら
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