剱岳 馬場島~早月尾根~北方稜線
剱岳 マーカー表示
@山岳検索
|
剱岳(国土地理院 電子国土Web)
剱岳(Google map)
山域地図:飛騨山脈(北アルプス)北部
|
HP
日本百名山 剱岳 2999m 富山県
2011年9月28日(晴れ)・29日(晴れ)・30日(雨)
28日00:00過ぎ、宇奈月にバイクデポ、2:00前馬場島泊。5:00過ぎ北アルプス三大急登と言われる早月尾根の取り付き出発。北方稜線では、この日ガイドと共に向かったグループ有りとの情報もありましたが、長次郎左俣乗越への下降で八つ峰からのクライマー2人と会ったのみ。
ルート
1日目:馬場島~早月尾根~早月小屋~剱岳~北方稜線[本峰~長次郎のコル~長次郎の頭岩棚~岩のゲート(ビバーク可)~池ノ谷岩溝下降~池ノ谷乗越H2800~池ノ谷ガリーH2610で右手三ノ窓へ~三ノ窓幕営
2日目:三ノ窓~小窓ノ王バンド急登~小窓~小窓のコル~小窓雪渓~小窓雪渓左岸マーク~旧鉱山道~池の平小屋~池の平ヒュッテ~仙人温泉~仙人ダム~(*急登)水平歩道(*急下降)~阿曽原温泉小屋幕営
3日目:阿曽原温泉小屋~(*急登)水平歩道~折尾谷~大太鼓~欅平~(*トロッコ電車)鐘釣温泉~(*トロッコ電車)宇奈月~(*スーパーカブ 65Km)馬場島
※注意箇所
*北方稜線は一般登山道ではありません、バリエーションルートです。初めての方は山岳ガイドを頼んでください。
*長次郎の頭直登は見た目無理そう、下降するとフィックスロープがあるように見えましたが険しそうなので、岩棚選択。この岩棚(ガメラの背中?)は途中から手掛かり無くなり這ってしまいました。
*池ノ谷乗越への下降は、乗越が見通せればそこに向かうと自然と岩溝を通過する。左に寄ると崖っぷちとなってしまう。
*池ノ谷ガリーは池ノ谷乗越で高度を確認し(リストウォッチでH2800でした)、200以上下降しない。H2610で三ノ窓入り口マークがありました。もし高度計が無ければ、右手の窓を確認しながら下降。最初の窓は小さく、長次郎側は切れたっていました。次の窓。
*小窓~小窓のコルは、最終的に小窓のコル寄りのハイマツ帯の沢を下降します。今回雪渓はありませんでした。
※小窓雪渓
*クレバス:取り付き上に一本、チンネ大滝下に二本走っていました。この時期に雪渓を歩いて良いのか分かりませんが、ピッケルは絶対必要です。クレバスは右岸に迂回しました。
*小窓のコルから小窓雪渓への踏跡が無く、池ノ谷山経由も考えづらく、ガイドさんは池ノ谷山を巻く別のルートがあるのかと思いました。小窓雪渓にも両岸にも踏跡が見つかりませんでした??
*小窓雪渓上部右岸にすぐ小滝があり、左岸も取り付き易そうですが、チンネ大滝は次の滝になります。その手前左岸に取り付きマークがあり、トラロープの設置があります。上部と取り付きの高度が思い出せません。_(..)_
※装備
テント・冬シュラフ・バイル・ザイル・ハーネス・ヘルメット・カメラ&備品・食料4日(米8合・いも4・さつまいも3・もも1・巨峰4房・缶詰5)・水4.5L、25Kgオーバー
参考
下記書籍、ウェブサイトを大変参考にさせていただきました。ありがとうございました。
ヤマケイアルペンガイド:立山・剣・白馬
山と渓谷「山小屋の主人がガイドする立山・剣岳を歩く」
2002年夏 剱岳縦走 ※サイトが見つかりません
2002年7月 裏剣周遊 新沢様 ※サイトが見つかりません
5:00取り付き
9:01
早月小屋 9:29
* ご主人に登山届けを車に忘れた事を告げると、北方稜線は止めるよう強く諭されました。
剱岳 13:22 社も冬囲い?かと思ったら裏手でした。
剱岳山頂
キケン通行止め!
降りても険しそうなので、
剱岳振り返る
この岩棚選択。
15:01 岩のゲート。ここでビバークも考えましたが先に進む。
池ノ谷乗越への下降、右の岩溝通過。
池ノ谷ガリー
16:24 三ノ窓
岩屋はトイレと化し、マナーが醜い三ノ窓でした。
(ちなみに、大は穴を掘って、ティッシュは焼却後完全鎮火し埋めています。)
黒部の夜景
翌朝三ノ窓 6:34
小窓ノ王バンドと(モンベルムーンライト、ツーリングテントです;-)
池ノ谷ガリーの三ノ窓下(入ってはいけない所)
池ノ谷ガリー
小窓から、次の小窓のコルを見る
踏み跡を進み直ぐに下降しまた左へ(この辺り不明瞭、左にケルンを見つけ進みました)
霜柱
夏は雪渓のある地点と思われる、岩棚通過。
ハイマツ帯から出たところ。
小窓雪渓
左岸の滝
黒く緩んだ雪渓。
クレバス、右岸に迂回。中央の大岩下が取り付き。
取り付き、マークが見える
その下のクレバス
チンネ大滝
モリブデン
池の平小屋 10:02
最初の水場。三ノ窓雪渓でも取れる?
池の平ヒュッテ
仙人池
仙人温泉小屋
仙人の隠し湯を教えていただき入湯。
詳しくはご主人に伺ってください。
仙人温泉 源泉は96度?硫化水素泉。
噴気帯
仙人湯から峠を越えるとH880まで大下降になります。黒部川本流。
仙人ダム
えっ!関電施設内に入るの?びっくり!
熊が入ります!必ず閉めてください。
旧日電歩道
「近代化産業遺産」
このトンネルの先は温泉の香りが充満し湯脈を通っているようです。
急登~水平歩道~急下降の後、阿曽原温泉。
黒部開発で出た温泉と思われ、先ほどの湯脈に似た香り。男女交代制。
さきほどの急登で疲労の女性登山者のザックを預かり宿に届けると、ビールを頂きました!
3日ぶりのお酒。
翌日は雨。歩道から阿曽原温泉 7:00
折尾谷
トンネルを通過。8:11
水平歩道 大太鼓付近
大太鼓 8:48
大太鼓から黒部川
水平歩道はすっとこんな感じですが、番線が張られていて緊張感は想像したほどでは無かったです。
志合谷 真っ暗の長いトンネル 9:02
銀粉のような壁面
志合谷トンネル
やっと欅平に下降開始 10:12
トロッコ電車 11:04発
鐘釣温泉 11:38
鐘釣温泉 岩風呂
あらためて惚れ惚れします!!
この日は激流で湯がどんどん湧いてきます、日焼けが熱い
深夜からの雨で2回計96万トン放流とかで、川は激流。入湯後立ち入り禁止になりました。
鐘釣温泉さんで頂いた食事、レンズが曇ってしまって...。
実は雨で水平歩道を休憩なし昼なしで来てしまったので、お腹が空いて湯から上がるのもやっと、
大変おいしくありがたく頂きました。
ページTOP
温泉と秘湯の宿情報は
山の温泉ガイド
をご覧ください。
鐘釣温泉
鐘釣温泉旅館
日本百名山と山岳温泉 MountainSpaneering© Japan © 2001
MOUNTAIN TRAD